子どもが主役の学習評価 (授業づくりネットワークNo.43) 単行本(ソフトカバー) – 2022/12/19

 

そもそも「学習評価」とは何か。4観点(5観点の教科もあった)から3観点となり、何が変わり、変わらないのか。
本号では、評価を取り巻く現状と課題を明らかにし、それに対するヒントを識者からいただくとともに、子どもが主役の学習評価の実践を見せる! 読者が子どもと一緒にアクティブに学習評価を考えていけるようになるための1冊。

○目次
子どもが主役の学習評価
【巻頭対談】学習評価とは何か 田村学×西岡加名恵

特別寄稿1 学習評価の歴史―「形成的評価」の視点から― 田中耕治

パート1 評価を取り巻く課題のヒントを求めて
見取り、評価、評定の違いとは 石井英真
形成的評価への注目 鈴木秀幸
ICTによる新たな学びと学習評価 久世 均
自分の学びを舵取れる子どもを育てるために評価を活用しよう
―UDLの視点から― 川俣智路

座談会 評価をめぐる学校現場の実態
石川晋×全国の教員

特別寄稿2
「資質」「態度」「能力」という言葉の呪縛 本田由紀

パート2 子どもが主役の学習評価を実践する
子どもたちの振り返りを、教師はどう評価し活用していくか 椎谷由佳
コーチングと形成的評価 若松俊介
主体的・対話的で深い学びの授業の評価とは 松井香奈
妥当性と公開性で子どもも保護者も納得感のある評価を 山川晃史
けテぶれと評価~自己評価と相互評価~ 葛原祥太
目標と学習と評価が一体化した『学び合い』 阿部隆幸
単元・学期で評価する見方と実際~幼保の視点からの影響~ 田窪えり果
評価は教師からのメッセージ
〜「社会科ワークショップ」の視点から評価を考える〜 冨田明広
特別支援学級の「一生涯の幸せ」を起点にした学習評価の一考察 深山智美
学習者の学びに寄り添うICTの活用 渡辺光輝
次にいかすためのフィードバック
〜自己評価から自己改善へのプロセスを促す〜 秋吉梨恵子
「6Cs」の観点で評価を見直す 片岡利允

パート3 評価を考えるための本
小島章子×藤倉稔×西村弦×上野由紀子

誌上レポート
通知表をやめた公立小学校の挑戦
〜神奈川県茅ヶ崎市立香川小学校 山田剛輔学級~ 佐内信之


学校にプレイフルを取り戻す! (授業づくりネットワークNo.42) 単行本(ソフトカバー) – 2022/7/19

 

今、学校現場に一番必要なことは、子どもと先生が楽しく過ごす学校生活を取り戻すことではないか。
また、このことの必要性は、コロナ禍を経てさらに増しているのではないか。
コロナ禍でさまざまに議論されることになった学校教育のあり方を、「プレイフル(物事に対してワクワクドキドキする心の状態(state of mind))」という視点からその現状と課題を捉える。
そして、さまざまな人々の間に協働されるプレイフルな活動の実際を紹介する。

○目次

学校にプレイフルを取り戻す!

【巻頭座談会】
学校にプレイフルを取り戻す~特別活動再考~
石戸奈々子×上田信行×清水弘美×白松賢

誌上レポート 環境設定と自己選択・自己決定
〜保幼小連携の現場:東京都品川区立第一日野小学校 田窪えり果さんの教室〜 大島崇行
特別寄稿 特別活動の歴史~創造を生み出す「学級文化活動」~ 佐内信之

パート1 学校がプレイフルになる手がかりを求めて
教師は、「枠」と「関係」づくりに徹する 宇野弘恵
他者を理解しようとする言葉遊び~心のアッサンブラージュ~ 村上公也
子どもも大人も幸せなプレイフルな学校を目指す~市民が創ったオルタナティブスクールの場合~ 藤田美保
人間関係づくりの醍醐味~障害福祉施設の現場から~ 髙原 浩
〈安心〉と〈工夫の余地〉でプレイフルが生まれる 西川 正

パート2 実践から学ぶ! 学校にプレイフルを取り戻すために
コーチングで子どもがワクワクする教室に 片山紀子
対話を生む学級活動 入尾康太
「タブレット端末×人間関係づくり」で誤解してほしくないこと 樋口万太郎
プロジェクトアドベンチャーを使って学級経営をプレイフルに 石川翔大
「物語」の授業を通して考える 渡辺一恵
地域教材×「特別の教科 道徳」〜学びをつなぐプレイフルな道徳のあり方〜 藤原友和
「プレイフル」に乗りこなし、「プレイフル」を見出す 片岡利允
プレイフルな不登校支援~不登校生徒のための文化祭から、すべての生徒のためのイベントへ~ 千葉孝司
「新しい学校」はプレイフルとどう向き合おうとしているのか 八巻寛治
「10代スペース KOTOBUKI」の挑戦 本間莉恵
教員同士をつなぐ「学びカフェ」の実践 佐藤由佳

座談会1 現場発! 学校がプレイフルになるために
田中博司×菊池あずさ×濱口恵美×深山智美

座談会2 通常学級の現場から考えるプレイフルな学校
藤原なつ美×小島章子×陣川颯×田中聖吾

パート3 学校がプレイフルになるための手がかりとなる本
戸来友美×菊池真人×小島貴之×吉川裕子
菊地南央×岡本雅弘×平山雅一×本田明菜


コロナ世代の教師と学級開き (授業づくりネットワークNo.41) 単行本(ソフトカバー) – 2022/3/18

 

2020年の新型コロナウィルス拡大から早2年。臨時休校や学級閉鎖、学校行事の中止や延期、GIGAスクール構想の前倒しによる急速なICT化、給食は対面を避け黙食、子ども同士の活動・関わりも制限……。この間に教師になった若手は、コロナのない教師生活を経験していない。
本号では、コロナ禍以降に教師になった若手を「コロナ世代の教師」と呼び、彼ら彼女らをどうサポートしていくか、「学級開き」を観点に考えていく――。

『授業づくりネットワーク』No.41 通巻349号 もくじ ネットワーク編集委員会

コロナ世代の教師と学級開き

【巻頭座談会】
学級開きの価値とは
大前暁政×佐々木 潤×佐々木陽子×樋口綾香

巻頭言
「コロナ世代の教師」へのまなざしから浮かび上がること 石川 晋

パート1 コロナ世代の教師をどうサポートするか
コロナ禍における若手教師を取り巻く環境の変化 有井優太
秩序のある居心地のよい学級開き 松久眞実
教員採用試験1倍の時代に入ってくる若手をどう育てるか 多賀一郎
若手の話を聴くということ~学級開きにつなげて~ 田中博司

特別寄稿1 オルタナティブスクールの教室づくり 宮下千峰
特別寄稿2 学級開きの歴史〜多様なつながりをめざす集団づくり〜 佐内信之

パート2 コロナ世代の教師に伝えたい! 安全安心の学級・授業開き
学級の荒れを起こさない学級開き~二つの失敗を乗り越えていく~ 野中信行
音読ワークショップで学級開きを始めよう 田中光夫
子どもたちに達成感を持たせる新年度の漢字指導 土居正博
ホワイトボード・ミーティングⓇを活用した学級開き 吉岡明子
読書家の時間・作家の時間で授業開き 菊地南央
絵本の読み聞かせで学級開き 戸来友美
理科の授業開き 小島章子
音楽科の授業開き 糟谷侑里
シン・学級開き 本格的GIGA時代の学級開き 朝倉一民
『自立活動』の発想で学級開き 土居裕士
特別支援学級の学級開き 上原淑枝
学級開きの前に「思考の鎖」の点検を 渡辺道治

座談会 現場発! コロナ世代の教師と学級開き
奥井貴仁×岡本美穂×小倉美佐枝×本田明菜

パート3 「学級開き」を考えるための本
藤倉 稔×小島章子×戸来友美×藤原友和
小島貴之×片岡利允×藤原なつ美×前田考司

誌上レポート
吉川裕子さんの教室〜3学期の姿から年間を通した学級経営を考える〜 大島崇行