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《2002年9月号No.206特集》

特集調べ学習の成果をどのように発展させますか

ホームページを読んでもらうコツ

蔵満 逸司(鹿児島県名瀬市立名瀬小学校)

くらみつ いつし
1961年 鹿児島県。共著『教師のためのインターネット仕事術』(学事出版) 
アクセス数35万のHP『小学校教師用教育関連総合リンク集』を公開中。現在,奄美大島に住み,漁船“かひあ”の船長として休日は海で遊んでいる。エイズボランティアグループの一員でもある。

1 祝ホームページ公開!

子どもたちにとって、調べ学習の成果をホームページにまとめて公開することは、わくわくどきどきすることである。
 「誰が見てくれるんだろう」「何人ぐらいの人がメールをくれるかなあ」「遠いところからもメールがくるかなあ」「調べたことが間違っていたら苦情のメールもくるかもしれないなあ」。
 子どもたちの期待をうらぎらないためには、多くの人に見てもらうためのそれなりのテクニックが必要なのである。

2 ホームページチェック

(1)魅力的な情報がありますか?

 数年前までは、子どもたちの学習成果を公開しているホームページ自体が珍しく、質はあまり問われなかった。公開したということだけでもすごいことだったからである。しかし、今は違う。少しも珍しいことではなくなってきたのである。見る側にとって魅力的な情報が含まれていなければ、人は見てくれないのである。
 Aトップページで全体が見通せますか? トップページを見て、ホームページ全体の構成がわかることは大切なことである。わかりやすい目次になっていなければ、なかなか中まで見てはもらえない。

(2)軽いですか?

 トップページが開くまでに長い時間がかかると訪問者は待ってくれない。さっと他のホームページへ移動する。だから、なるべくトップページは軽くしよう。もちろん他のページもなるべく軽くしよう。
 C信頼されるHPになっていますか?
 訪問者に信頼されることは大切である。
掲載内容に間違いがないことはもちろんだが、設置者名やメールアドレスなどの連絡先もわかりやすい場所に公開しておこう。更新日も明記してあると、情報の鮮度がわかりありがたい。可能な場合は、次回の更新日と更新内容も掲示したい。

(3)リンク集は充実していますか?

 リンク集を設置し、関連するホームページを紹介することができる。厳選されたリンク集は、ホームページの魅力にもなる。

(4)メールに返事を出していますか?

 ホームページを訪問した方からメールが届くことがある。質問や激励などのメールに対して、短くても返信を出そう。受け取るだけでほっておくと、せっかく書いてくださった方をがっかりさせてしまう。定型文を準備しておいて、早めに返信しよう。再訪問を促すことにもなるのである。

(5)掲示板は管理次第!

 掲示板には、ホームページを訪問した人が誰でも自由に質問や感想などを書き込むことができる。設置すると、子どもたちの調べたことに対する反応を期待できる。書き込んだ内容がそのままホームページに反映されるので、ホームページ作成ソフトを使って更新する必要がない。書き込みがあるたびに更新が行われることになるので、ホームページが活性化する。
 また、書き込む人がいると、頻繁にホームページの内容が更新されるわけで、それを見るために訪問してくれる人を期待できる。ただ、書き込みの内容は、事前にはチェックできないので、書き込まれた内容を見て削除するしかないので、チェック作業が欠かせない。

3 どうPRするか

(1)検索エンジンに登録しよう!

 必要な情報を探すときに、検索という作業を行う。
 例えば、検索のためのホームページ、ヤフージャパンで、「手話 小学校」と入力すると、8のホームページがリストアップされる。ヤフーは利用者が多いので、登録されると多くの訪問者が期待できる。
 しかし、どのホームページでも登録してくれるわけではない。申請しても、認められず登録されないことも多い。内容が充実しているものが選ばれて登録される。それだけ信頼度も高いので登録されると訪問者は飛躍的に増える。ここには何度も挑戦する価値がある。
 もちろん他の検索エンジンにも登録しよう。Google goo、リコス、インフォシークなどがある。登録はすべて無料である。
 多数ある検索エンジンにいちいち登録するのは面倒という方に、最適のホームページがある。たくさんある登録エンジンに一括して登録手続きがとれるサービスを提供しているサイトである。私がよく利用するのは、『サーチエンジン一発登録・一発太郎』である。http://ippatsu.net/TARO/ ここで、必要とされる情報を入力していくことで、著名なサーチエンジン20以上に登録申請を出すことができる。もちろんここを使ったからといって、ヤフージャパンの登録が有利になるということはない。一括登録サービスは他にもあるが、有料のところもあるので気をつけよう。
 登録手続きの途中で、キーワードを設定しなければならないことがある。その時は、公開するホームページを象徴する言葉を真剣に考えよう。
 しばらくして、本当に登録されたか調べてみることも大切である。キーワードで検索して確かめてみよう。もし登録されていない場合は、再度挑戦しましょう。

(2)知人にメールで案内しよう!

 ホームページの開設・更新情報を知人に案内しよう。署名にアドレスを入れて、メールを送信する度にさりげなくPRすることも効果的である。

(3)メーリングリストでのお願い

 メーリングリストでのPRは即効性がある。学級のホームページを毎年公開しているが、更新時には、所属しているメーリングリストで告知している。どうしても感想メールが必要な場合は、そのことを正直に書いて、感想メールを求めることもある。ただ、普段ROM状態のメーリングリストで、突然PRやお願いだけのメールを投稿するのは避けよう。また、それぞれのメーリングリストが持つルールは尊重しよう。

(4)教育専門リンク集に登録しよう

 教育限定版のリンク集は、教員の利用者が多くにぎわっている。kyositu.comは、みんなでお薦めホームページを登録して価値あるリンク集を作り上げよううという画期的なシステムである。
 http://www.kyositu.com/。また、私の公開している『小学校教師用教育関連総合リンク集』は、自薦他薦共に受け付けてはいないが、常に魅力的なホームぺージを探しているので、本原稿を見たということで御連絡いただければ参考にさせていただきます。
 教師個人や学校のホームページのなかには、相互リンクを求めているものや、自動的にリンク集に登録できるものもあるので、積極的にPRしよう。

(5)掲示板へ書き込もう!

 調べ学習の内容に関連のあるホームページのなかには、掲示板を設置しているものもある。そこに、ホームページの紹介とアドレスを書き込むと、関心の高い人が訪問してくれることが期待できる。人気のあるホームページの掲示板が効果的である。このときも、主宰者の意向を十分に理解した上で、書き込みをしよう。宣伝のためだけの書き込みは、逆効果の場合もある。

(6)ネットワークを創っていこう!

 関係のあるホームページの主宰者に挨拶付きのメールを送り見てもらおう。ごみ問題に関するサイトなら、学校のある自治体の環境生活課などにメールを送り、子どもたちのまとめたものを見てもらい感想をお願いしよう。子どもたちに直接メールを送らせる場合は、必ず事前のチェックが必要である。

(7)メルマガでPRしよう!

 メールマガジンでのPRは、おすすめである。私の編集・発行する『日刊・小学校教師用ニュースマガジン』は、読者が7300人。記事の一つとして、ホームページ紹介には力を入れている。メールで、サイトの紹介文を送ってください。数日後そのまま掲載します。他にも、教育系メールマガジンは多い。必ず掲載してもらえるとは限らないが、依頼メールを出す価値はある。

(8)ブロジェクト化しよう!

 全国的なプロジェクトを打ち立てる方法もある。著名なものでは、プールの生き物を救え大作戦がある。慶応幼稚舎の清水教諭が中心になり全国規模で活動を展開している。広くよひかけ、活動の中心としてホームページを公開・維持するわけである。

(9)アクセスランキングへの参加

 ホームページをアクセスランキングに登録しすると、アクセスランキングのページから見に来てくれる人も多い。私の参加しているのは、ウルトラランキングである。
ここの無料サービスでは、私のホームページにどのホームページからアクセスしてくれたかなど参考になる情報がわかる。
 他にも様々なアクセスランキングがある。サービス内容などよく検討して利用を検討してみよう。

■補足情報

 『小学校教師用教育関連総合リンク集』の「調べ学習」の項目に参考になるホームページをリンクしてあるのでご覧下さい。 http://member.nifty.ne.jp/KURAMITU/index.html